30年以上使ったフライングV。ギターはボロだけど何とか音は出ます。
「ケース」がとにかく壊れる。これは電車で移動される音楽家諸兄の懸案事項だと思います。堅牢だと重い、軽いと壊れやすい、のジレンマですね。
フライングV。最初はギブソンの茶色いハードケース(カッコいいんですよ!少年ヨリキの憧れでもありました)。堅牢で超重たい物でした。フラスコ型でハンドルが革張りでした。当時は少なからず車での移動も多かった頃です。それなのにそれなのに楽しくてのんじゃって……知らん顔で平気で帰るイカレタ時代でもありました😎
10年以上使い続け、とうとうハンドルのあたりがめちゃくちゃになりました。その頃から車はヤバいから電車で行こう!と考えるようになりました。コンプライアンスってヤツですかね?時代ですか。
電車移動だったら普通は背中に背負えるギグケースだろうと思い立ち、フライングVのギグケースを探してみましたが……つるしで売ってるケースは全て二股になっておりました(フライングVそのままの形)。
はー?これしょったら、まるで小さい子供が背中に張り付いてるみたいじゃないか!
という訳であつらえました。二等辺三角形の形です。とても気にいっておりました。少々細工をして、「背広の上着*」を縦に二つ折りにして一緒に収まるようにしました。ポケットも大きくて最高のケースでした。しかし何年かたつと…ジッパー部分の身が切れてしまい治すこともできなくなりました。残念。
3代目、今現在使っているケースは安価なつるしの物です。どうせすぐ壊れるなら使い捨てでいいのでは?今現在の私の考え方。フラスコ型のハードケース。トライチのベルトをハンドルに通して肩にかつげるよう工夫しました。
でもやはりハードケースは重い💦なんかいいギグバックがあればいいなー…
( ³෴³)
背広の上着*
ヨリキはけしてブルース原理主義ではないのですが、今でも一年中上着を着て演奏する事が、ブルースマンたるステイタスと信じております。←おまそれ単なるスリーキングの真似だろー!😎
ブルースマンが上着を着て演奏する理由は三つくらいありそうです。
一つは単純に「背広いい!」ですかね。正装ですよね。背広やタキシードの似合う男は憧れます。
もうひとつは当時の人種差別の時代もありそうです。黒人ブルースマン達が人前(白人文化の中で)で歌うための最低限の「礼儀」と「作法」だったのかもです。野蛮な一部の白人に撃ち殺されないように……
さらに大事な事がありそう。私は詳しく分かりませんが、宗教的な考え方もあったのかなーと思います。日々つらい労働を強いられていた黒人達のなかには、日曜日になると地域の教会へ行き、救いを願う習慣があったようです。そのときは皆、自分なりに精一杯のいっちょうらを着て、サッパリとして行きます(私のおふくろも毎週教会に行っております。とにかく鏡の前でしばらくカッコつけております。なんなんだ)。たとえまずしくてもせめて「恥ずかしくない姿」で教会に行きたいと思う。それはごく自然な思い。
ブルースマンが上着を着る事は全てに対しての敬意だと感じます。
( ³෴³)
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