4弦ルートのコードフォームがいい感じ。コードブロックによるソロライン。
その四
4弦ルートのコードフォームはふたつ。オープンコードイメージでEの形とDの形ですね。このポジションはブルーススケールのホームポジションです。いい感じ😊
そこでおすすめです。
4弦ルートのフォームと3弦ルートのフォームを行ったり来たりすると、わかりやすくポジションがよく見えてきます。
例えばコードがAでしたら…
4弦7フレット
3弦6フレット
2弦5フレット
1弦5フレット
4弦2フレット
3弦2フレット
2弦2フレット
どちらもおんなじAトライアドのコードです。これらをひとつのかたまりにするとよく見えて来る感じです。
まずブルースから。
アルバートキング師匠が常にこれです。 ←キング師匠の場合*、大きな理由がふたつあり、このスタイルに行き着きました。巻末に書いておきます。キング師匠はストレートなブルーススケールが多いのですが、考え方は同じです。低音弦に向かう時は必ず3弦ルートの位置に移動しております。コードフォームにおさまる感じで安定感があります。
対してT ボーンウオーカー先生は一つのホームポジションからテコでも動きません。キーがAの場合人差し指が5フレットの位置です。そのまんま低音弦方向に縦に弾いていくわけです。この「動かない」奏法は3弦にプレーン弦を採用するアイデアから生まれたと奏法だと思っています。2弦5フレットの音程を3弦7フレットでチョーキングして出すワザが決め手になりました。今となっては当たり前の弾き方ですよね😎。
ふたつのコードポジションを行ったり来たりして、わかりやすい「目に見える」ポジションを得る。コードブロックのイメージが感じられたでしょうか。これはメジャーでジャジーなソロラインを弾く時にもとても便利です。すこしムズいのですが次回、頑張って書いてみます💦。
( ³෴³)つづく
←キング師匠の場合*
そのひとつがアルバートキング師匠は変わったオープンチューニングになっている事です。
低音弦から。
6弦? うんと低いB
5弦? 普通6弦開放のE
4弦? またしてもB
3弦? またしてもE
2弦? G♯
1弦? C♯
オープンE6になりますね。手がデカすぎて?指が太すぎて?中指一本でペタっと押さえるコードフォームしかやらないのです!
また面白い事にこのチューニングにすると、5フレットをペタっと押さえるとA6のコードになり7フレットならB6になるのです。低音弦を弾く時は常にこのポジションを使っていて、コードが変わるとポジションをチェンジしています。
ふたつ目の理由は3弦がワウンド弦であり、先述の3弦チョーキングがキツい。キーAで先程の2弦5フレットの音程をチョーキングで出したい場合、そのまま人差し指で2弦3フレットをチョーキングする事で3弦ルートのポジションへ移りやすくなるのです。