2016年8月11日木曜日

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 大好きなブルースはアルバートキング!其の壱

 私がアルバートキングを知り、その凄さにしびれてしまった1980年代後半。バンドブーム以前、ブルースのCD*がかなり多く発売され始めた頃です。
 その衝撃は凄まじく!子供の頃聴いた有名なギタリストを軽く飛び越え、十代半ばに必死に取り組んでいたジャズやファンクが蘇り、その結果黒人による黒人のための音楽に深く傾いていきます。

 私は当然、あの音が出せないものか取り組みましたが…その信じられない音程差のあるポルタメント*と完璧な一人コールアンドレスポンス*、とてつもなく雄大なタイム感*に私は白旗状態。数年間格闘してみてやっと気がつきます。ああ、これは今までの自分では無理なんだ…ゼロからまた始めなきゃと…。

 たまたま幸いだった事はYouTubeも無い当時、ソフトが豊富に販売されていたこと。VHSで見る事ができたのはラッキーでした。
 ははー!チューニングが違うんだ!
 ははー!弦は意外と細そうだけど、三弦がワウンドだ!
 続く。




 ブルースのCD*
私が最も衝撃を受け、さんざん聴きまくり、さんざん音をひろったアルバートのアルバムを一枚だけあげるとしたらこれ。
 
 Thursday night in San Francisco  (1968)  by Stax

 音程差のあるポルタメント*
なんと長三度にわたるチョーキング。その間の音程を正確に自由自在に使いまくるアルバートだけにできる必殺技!ウルトラマンのスペシウム光線に匹敵します。

 一人コールアンドレスポンス*
歌の合間に自らギターでフィルインをいれる。徹底的に挟み込むのがアルバート流。

 雄大なタイム感*
一拍の感じ方の違い。私の考えではブラックミュージックにおける決定的な差。永遠の課題。



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