2023年8月28日月曜日

 

アルカポネ役のロバートデニーロがたまらなくいい!ケビンコスナー主演の「アンタッチャブル」。1930年代禁酒法時代のアメリカシカゴ。イタリア系マフィアとガバメントに問われるコンプライアンスの話。


禁酒法(192030)は後にアメリカ政府自身が悪法であったと認めた。とにかく役人も警察官も裁判官も政治家も、誰でも飲みたい酒を禁止したわけなので闇取引が公然と横行するのは当たり前。


カナダから大量のウイスキーを仕入れて売りさばく役目を、イタリアンマフィアのアルカポネが一手に担っていたらしい。商売を円滑にするため、全ての役人に賄賂をばらまき、言うことを聞かない者には暴力で封じ込める。ギャングの典型的なやり方で酒の闇取引を独占していた。悪法によってイタリアンマフィアが巨大に成長したわけです。


近年、散見されるマリファナ解禁。禁酒法の教訓を拡大解釈してるように思えます。酒もタバコもマリファナも全てはそこに含まれる化学物質によって、脳内のドーパミンを絞り出し多幸感を得るシステムは同じです。そしてその依存は強く続き、抜け出しにくくなります。


しかし薬物(酒やタバコなど)は、心を病んだ人にとっては大きな助け舟になる事があると自らの経験から感じます。絶望だったり落胆だったり、日々積み重なるストレスなど、それらは自身のカラダを壊す原因になると信じております。病気に直結する危険な状態だと思います。


日本は酒もタバコもオッケーです。たまにはいいんじゃないでしょうか。それでゆるりとできるなら、なによりの心のお薬だと思います。

カラダより心を大切にする事をおすすめします。


( ³³) ←言い訳っぽい












2023年8月9日水曜日

 


30年以上使ったフライングV。ギターはボロだけど何とか音は出ます。


「ケース」がとにかく壊れる。これは電車で移動される音楽家諸兄の懸案事項だと思います。堅牢だと重い、軽いと壊れやすい、のジレンマですね。


フライングV。最初はギブソンの茶色いハードケース(カッコいいんですよ!少年ヨリキの憧れでもありました)。堅牢で超重たい物でした。フラスコ型でハンドルが革張りでした。当時は少なからず車での移動も多かった頃です。それなのにそれなのに楽しくてのんじゃって……知らん顔で平気で帰るイカレタ時代でもありました😎


10年以上使い続け、とうとうハンドルのあたりがめちゃくちゃになりました。その頃から車はヤバいから電車で行こう!と考えるようになりました。コンプライアンスってヤツですかね?時代ですか。


電車移動だったら普通は背中に背負えるギグケースだろうと思い立ち、フライングVのギグケースを探してみましたが……つるしで売ってるケースは全て二股になっておりました(フライングVそのままの形)


はー?これしょったら、まるで小さい子供が背中に張り付いてるみたいじゃないか!


という訳であつらえました。二等辺三角形の形です。とても気にいっておりました。少々細工をして、「背広の上着*」を縦に二つ折りにして一緒に収まるようにしました。ポケットも大きくて最高のケースでした。しかし何年かたつとジッパー部分の身が切れてしまい治すこともできなくなりました。残念。


3代目、今現在使っているケースは安価なつるしの物です。どうせすぐ壊れるなら使い捨てでいいのでは?今現在の私の考え方。フラスコ型のハードケース。トライチのベルトをハンドルに通して肩にかつげるよう工夫しました。

でもやはりハードケースは重い💦なんかいいギグバックがあればいいなー

( ³³)





背広の上着*

ヨリキはけしてブルース原理主義ではないのですが、今でも一年中上着を着て演奏する事が、ブルースマンたるステイタスと信じております。おまそれ単なるスリーキングの真似だろー!😎


ブルースマンが上着を着て演奏する理由は三つくらいありそうです。

一つは単純に「背広いい!」ですかね。正装ですよね。背広やタキシードの似合う男は憧れます。

もうひとつは当時の人種差別の時代もありそうです。黒人ブルースマン達が人前(白人文化の中で)で歌うための最低限の「礼儀」と「作法」だったのかもです。野蛮な一部の白人に撃ち殺されないように……

さらに大事な事がありそう。私は詳しく分かりませんが、宗教的な考え方もあったのかなーと思います。日々つらい労働を強いられていた黒人達のなかには、日曜日になると地域の教会へ行き、救いを願う習慣があったようです。そのときは皆、自分なりに精一杯のいっちょうらを着て、サッパリとして行きます(私のおふくろも毎週教会に行っております。とにかく鏡の前でしばらくカッコつけております。なんなんだ)。たとえまずしくてもせめて「恥ずかしくない姿」で教会に行きたいと思う。それはごく自然な思い。


ブルースマンが上着を着る事は全てに対しての敬意だと感じます。

( ³³)























 

セブンス裏

同じトライトーンを含むセブンスコードです。


セブンスコードについて書いてみようと思います。難しくて私にはムリかもですが💦




ダイアトニック上にはセブンスコードはドミナントセブンひとつしかありません。しかしセブンスコードはいつでもどこでも現れて、メロディをひきたてる響きを持ってます。

ブルースの様に主要三和音(トニック、サブドミナント、ドミナント)が全てセブンスみたいな音楽もあります。


😎


セブンスコードとはフラットした7度の音がトライアドにのっかってます。

                      

トライアドとは最も単純な和音(コード)の事です。ドミソとかシレソとかです。ドミソラのシックスも一応トライアドの仲間なのですが、基本的にはルートと35度の3和音と理解していただければいいと思います。


例えばルートがGならばトライアドがソシレ、そこにファをプラスするとG7。4っつの音で構成されるコードです。和名を属七(ぞくしち)と言います。この和名は中学校の音楽の先生から学びました。今でもハッキリ覚えております。


😎


セブンスコードの際立った特徴は


「トライトーン」


を「含んでいる」事です。

トライトーンとは「減五度」の関係にある2つの音程です(トライアドとトライトーン、似ている用語を混同しないよう要注意)


たとえばFとBとかAとEなどです。同じトライトーンを含んだコードは同じような響きをします。これが大切です。具体的にはディミニッシュとかマイナーシックスなどがあります。ここではセブンスコードがディミニッシュとくっついている事を書いてみます。


😎


セブンスコードには


「テンション」


と呼ばれる5番目6番目7番目もっとかも💦の音が自在に加えられます。このテンションによって変幻自在のなめらかな流れにも、ゴリゴリに尖ったコードボイシングにもなるわけです。

                    

大切な事を書こうとしています。ギターを持って弾いてみればたいしたことじゃないんですが、ヨリキは文章にする事にややこだわりがあるようです

( ³³)💦 


テンションとは、セブンスのアヴォイドノート(だったような気がするがまーあまりカンケーない)であるメジャーセブンスの音以外の


「全てが」


テンションとしてくっ付きます。セブンスが4和音ですからそのさらに5番目6番目もっともっとの音が積み重なるわけです。以下セブンステンションの全てと表記の一例です。


♭9      ♯9  

11   ♯11   ♭13   13 


7♭9♯11    

        

ふくざつそーで恐ろしい感じですが、モダンジャズではよく耳にする響きです。どって事ありません。

ウエス先生のフルハウス、Bメロケツのキメコードです。


7♯9

       

ご存じジミヘンドリクス!パープルヘイズ!


😎


ディミニッシュと言うコードがあります(表記方法はです)。短三度(ギターではフレット3つ分)をかさねただけの4音で構成されるコードです。


単純に短三度を重ねただけなので、ディミニッシュコード自体を半音ずつ上げていくと、4っつ目は元とおんなじコードになります。AディミニッシュとCディミニッシュは展開すれば全く同じ音使いだと気がつきます。つまりディミニッシュってヤツはこの世に3っつしか無いと言うわけです。


そしてそのルートを展開すると「同じコード」が1オクターブ上で4っつあります(Dディミニッシュ Fディミニッシュ ディミニッシュ Bディミニッシュは全て同じ音使い)


セブンスコードには、このディミニッシュがぶら下がっております。


なんと!B7とC○(ディミニッシュ)は同じコードなのです。なぜなら、同じ「トライトーン」を共有しているからです。


Bセブンの4和音は 

 ♯ ファ♯   


Cディミニッシュの構成音は

 ♯ ファ♯  


そっくりですよね。レとラのトライトーンが共通です。何か違和感があるとすれば最初の音が    かの違いだけです。そこでなんと便利な!


「テンション」


を加えればソックリそのままになります。そりゃそーです。なんでも加えホーダイのセブンスですから。


7♭9 です。


Bの9番目の音(この時はルートから移動ドで普通にドレミファソラシドレミファと数えていきます。コード理論の基本ですのでまたあらためて!)はドですからフラットさせると  になります。そのドをB7に加えたB7♭9の音程は


 ♯ ファ♯   


となり、Cディミニッシュがすっぽり入っております。つまりB7とCは同じコードなのです。


ハーハー💦やっとここまできた💦


😅


7とCは同じって事は

             

とB7は同じ

              

は1オクターブで4っつあるって事は

               

7も4っつある


基本的に裏セブンと呼ばれるコードは減五度の関係にある2つのセブンスコード(例えばF7とB7の関係)をさす言葉なのですが、実際には同じディミニッシュを共有しているセブンスコードが全て裏セブンです。表も裏もないのですが、単なる呼び方として重宝されます。


   ♭7  これらはCディミニッシュを共有してます


  ♭7  ♭7 などはFを共有してます


この短三度でつながった(同じディミニッシュとトライトーンを共有してる)セブンスコードが裏表の関係にあります。

( ³³)













2023年8月4日金曜日

 


1995年1月は阪神淡路大震災の年。


90年代始め頃、東京ローラーコースターの演奏会にたびたび誘っていただきました。私はうれしくてギターをかかえて出向き、アルバートキングのトレードマークを一緒に演奏させてもらいました。うれしかった!いつも誘ってくれたのは妹尾隆一郎さんでした。


当時、妹尾さんは震災チャリティーに自身の全霊をこめておりました。ご自身の知人に声をかけ、(皆様超一流の方々です。例えば桑名正博さんや上田正樹さんなど。神戸で聴いた桑名さんのジョージアオンマイマインドが私の頭に焼き付いてます。デカいカラダから出るその声!素晴らしい歌だった!)大阪や神戸をまわっておりました。私はその、はじっこに参加させていただきました。


スニッカーズを少し幅広くしたくらいの大きさの携帯電話が普及していた頃です(折りたたみのガラケー型ではありません)私はカタギの仕事の都合上(長距離運転手を長く務めました。大型トラックで全国をウロウロしてた💦)かなり早い段階から携帯電話を持っておりました。仕事の電話と自分の電話とを2台持ち、当時だいたいどこにいても電話が通じました。


妹尾さんから電話

「ヨリキ〜おまどこや?」

「はい、今大阪で帰り荷を積んでおります」

「おお!ちょうどええわ〜!今京都におるんや、難波までいこや〜!」

 はい……


仕事そっちのけで妹尾さんを拾いに京都へ。妹尾さんは喫茶店でPCを操作してました。

今では当たり前の景色ですが……ですが当時、喫茶店でPCを扱う人なぞ見たこともありませんでした。


どこでもPCの操作ができるための労をいとわず、当時珍しいコロコロキャリーをいち早く使い、PC用のデッカくて重たいバッテリーやハモニカアンプを常に持ち歩いておりました。20年くらい未来を先取りしていた?と今は感じます。


新御堂筋を3列駐車しているタクシーのさらに内側4列目にデカいトラックを無理やり止めて妹尾さんの帰りを待った思い出があります。

私のものすごく楽しかった思い出のひとつです。

( ³³)